みんなありがとう

2003年10月4日
今日は姑の年忌参りの日でした。
お寺さんが来て下さり、大切なお経をあげてくださいます。
なのに、私は咳き込んでいて、少し熱っぽく・・・
全く用意に参加できませんでした。

お寺さんが来て下さっても、声が出なくてお話も出来ない始末。
姑の命日はやはり、心がゾワゾワします。
あの日を想い出してしまうから・・・。

車にひかれ、そのまま意識が戻らず、3時間後に逝ってしまった母。
それを見送った夫。
母一人、子一人で「明日のお米がないね」という生活をしてきた二人です。


母の主治医から「手の施しようがありません」といわれ、私とカズと3人で母のベッドの側にいました。

ただただ、呼吸が停止するまでの時間をそこで過ごしました。

夫は引いた相手には何も言いませんでした。
息を引き取りました・・・と報告に行くと相手は泣き崩れました。
20代前半の青年です。

もう充分に彼は重荷を背負っているのだから・・・
一生、自分は人を車で跳ねたという重荷を抱えて生きていかなければならないからと・・・。

私だったら・・・それこそ、叫びまくって相手に何もかもぶつけたでしょう。。。
でも、夫の態度を見ていて、何だか落ち着けました。
起きてしまった物は仕方がない。
母はもう、戻ってこない。

宗教の関係で、線香もあげない青年でした。
自分が悪いのに、そう言うところだけは自己主張して私たちの気持ちには応じませんでした。

家が近いので、以前はたまにバスで合いましたが、しらんふりでしたね。
「この人殺しがのうのうと!」と、喉から出てくるのを懸命にこらえました。

自分が死んでしまう・・・そんなことを知らずに逝った母。
思い残したことは山ほどあるでしょう。

一人っ子なので、何もかも一人でしていました。
私はカズがまだ7ヶ月だったし、この辺の習慣を知らなかったので何もできませんでした。

毎年、思い出します。
もっと仲のいい嫁姑になりたかったって。
私が勝手だったんですよね。。。今になってわかります。

遅いんだな。。。今だと・・・

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